記事を書く際には「キーワード」を意識して書くことが重要です。
キーワードはSEO対策においてもかなり重要な要素の1つです。
きちんとキーワード設定をしておけば上位表示を狙っていくことができますが、キーワードを無視していると検索下位を彷徨うことになってしまいます。
だからキーワード設定はとても大事なんですね。
でもキーワードを意識するってどういうことでしょうか? その詳細について、解説させていただくことにしましょう。
コンテンツの目次
「キーワード設定」がSEOで必要な理由は?
そもそもの話ですが、SEOではどうしてキーワード設定が必要になるのでしょうか?
「別にキーワードなど設定していなくてもいい記事が上位表示されたらいいのに」と思うかもしれませんが、Googleの仕組みを考えると、キーワードが絶対必要なものだとわかるはずです。
Googleがキーワードで記事を認識するから
まず第一の理由が「Googleがキーワードで記事の内容を認識しているから」です。
もしキーワードが設定されていなければ、Googleにとっては何を言ってる記事なのかわかりません。したがって上位表示されることもありません。
逆に言うと、きちんとキーワード設定をしておけば、Googleで上位表示をすることが可能なのです。
といっても、かならずしも上位に行けるというわけではありません。
SEOは総合評価なので、「ドメインパワー」や「ユーザー体験」といった指標も加味されて順位が決まります。キーワードはその評価項目の一つなので、まずはここを押さえておくことが大事ですね。
ユーザーも無意識にキーワードを探しているから
無意識ですが、人間(ユーザー)もキーワードで記事を認識しています。
たとえば「ブログ おすすめ本」と調べた時に、以下の2つの記事が出てきたらどちらを読みたいでしょうか?
- 「私の人生で役立った書籍10選」
- 「ブログ運営に役立った実践本10選」
ほとんどの場合、後者の方が「ブログ 本」で検索した人にとっては気になりますよね。
これは自分の検索意図とマッチした記事が表示されているからです。こうやってユーザーも記事をキーワードで認識して、記事を選んでいるのですね。
ユーザー目線になって記事のキーワードを設定することも、Googleで上位表示しやすくなることの1つの要素です。
検索エンジン(機械)に最適化するだけを考えず、しっかり読者目線でのキーワードも設定しておきましょう。
キーワード設定の方法
では、キーワード設定の意義がわかったところで、実際にどのようにキーワード設定すればいいのかをさらっと確認していきましょう。
- 狙っているキーワードはタイトルに含ませる
- タイトルと内容の整合性を持たせる
- 見出しにもキーワードを含ませる
- 記事内に共起語を含める
狙っているキーワードはタイトルに含ませる
記事のタイトルには、狙っているキーワードを必ず含ませましょう。
例えば「SEO対策」というキーワードを狙っているなら「SEO対策」という言葉を記事のタイトル(title)に含ませるべきということですね。
そうしておくとGoogleも読者も、「SEO対策に関する記事なんだな」と認識してくれます。
欲を言えば、潜在的なユーザーの検索意図まで汲み取ってタイトルをつけるのがベストでしょう。
今回の例で言うと「SEO対策」で検索する人はどういった悩みを持っているのか考えて、心の惹かれるタイトルを決定すると言うことですね。
潜在的な検索意図からタイトルを決める方法は、こちらの「キーワード選定の方法」の記事に書いていますので、こちらも参考にしてみてください。
タイトルと内容の整合性を持たせる
タイトルと記事内容の整合性を合わせることも意外と大事です。当たり前のことですが、これができてない記事も多く見かけます。
例えば「ブログの作り方」というタイトルの記事があったとして、内容がブログでの収益化についてしか触れられていなかったら期待はずれですよね。
「ブログの作り方」というタイトルにしたなら、ブログの作り方を1から丁寧に教えるのが理想です。ユーザーの求めているものですからね。
タイトルと内容の整合性があれば、ユーザーの満足度が高くなり上位表示もしやすくなります。大事です。
なので記事を作る際には、記事のタイトルと内容はちゃんと合致しているか確認して、そこから公開するようにするといいでしょう。
見出しはキーワードを含ませる&分かりやすく
見出し(h2・h3・h4)は、キーワードを含ませながら、構成を分かりやすく仕上がるのがポイントです。
僕は「h2」の大見出しで構成を整理して、「h3」「h4」の小見出しで内容の解説を行うようにするのが基本です。
そうすると、読者さんにとってもGoogleにとっても分かりやすい仕上がりになるかと思っています。使い方をまとめると以下のような感じです。
- h2タグ:構成を整理する
- h3タグ:記事の要点をまとめる
- h4タグ:記事の要点を補足する
見出しはいろいろな使い方がありますので意見は分かれるところかと思います。
ただ、一つ言えるのは、キーワードを含めつつ読者さんの分かりやすいと思うように設定するのが絶対的におすすめということです。
記事内に共起語を含ませる
最後に、記事内に共起語(≒関連キーワード)を含ませておくこともSEO対策において有効です。
共起語というのは、狙っているキーワードとセットで調べられやすいキーワードのことですね。関連キーワード検索のツールを使えばよく分かります。
例えば「クレジットカード」というキーワードなら、以下のようなキーワードがセットで調べられやすいことがわかります。
- 比較
- 審査
- 作り方
- 還元率
- おすすめ
- キャッシング
- 仕組み
- 解約
「クレジットカード」というキーワードに対して、これだけの潜在的な検索意図があることを示唆しています。
共起語をすべて入れる必要など全くありませんが、狙っているキーワードに対するユーザーの検索意図にあった範囲で、こういったキーワードを含ませるのはとても効果的です。
とくにミドル〜ビッグワードのような曖昧なキーワードは、潜在的な検索意図がたくさん隠れていますから、共起語によってそれらを拾っていくのはいいですね。
逆に、狙っているのがスモールワードならターゲットを絞りきっているので、共起語を意識する必要はそれほどありません。
そういった狙うキーワードによる使い分けはありますが、共起語を意識した方が検索上位に上がりやすくなる傾向はあると言えるでしょう。
まとめ
キーワード設定についてのまとめでした。
もしかすると最初はどんなキーワードを入れていったらいいのか全く見当もつかないかもしれません。
そんな時は、検索するユーザーはどんなキーワードで記事を探しているかを想像して、タイトルや記事内にキーワードを含ませるようにしてもらえるといいでしょう。
あと、しつこいようですがキーワードは順位が上がるための一つの要素にすぎません。
あくまでもSEOは総合評価なので、「ドメインパワー」や「ユーザー体験」などが考慮されて順位が決まります。
それを知ったうえでサイトを育てて行ってもらえるといいでしょう。